「人と人をつなぐ器」をテーマに作陶活動を続ける唐津焼の陶芸家・三藤るいさん。自身の窯を茶室に見立てた「土の茶会」では、三藤さんが亭主となり抹茶をふるまいながら、唐津焼と日本人が古くから親しんできた土文化の多様さをご紹介します。二服目は参加者ご自身で抹茶を点てる時間もご用意。茶器が生まれる窯を舞台に土を活かす日本の知恵と文化を再発見できる、窯元ならではの茶会です。
窯を茶室に見立てた「土の茶会」を行います。周囲を覆う迫力ある陣幕は、「宝島染工」による、三藤窯の土を使った泥染めです。
三藤さんの作品には強さと儚さ、古典とモダンというように多様な表情が共存。
すべての作品に、器を通して豊かな食事や会話、大切な人と人とをつなぐいい時間を楽しんでほしいという願いが込められています。
まずは、窯元である三藤さんが亭主となり抹茶をふるまいます。
次に参加者も茶道の先生に教わりながら抹茶を点てていきます。
抹茶と合わせて、唐津の和菓子をいただきます。
1978年、福岡県福岡市生まれ。2006年、佐賀県立有田窯業大学ロクロ科卒業。同年、唐津の川上清美氏に師事。2009年に独立し、唐津市に築窯。炎の流れや灰による窯変など、登り窯の力を感じながら作陶する日々。