佐賀県唐津市北波多地区は、唐津焼発祥の地とされています。かつて、いち早く大陸から作陶家たちを招いたといわれる岸岳城跡の近くに、今回訪れる新進気鋭の若手陶芸家・濱崎快素さんの窯とギャラリーがあります。唐津市出身の濱崎さんは、唐津焼の伝統的な素材や技法に大学時代に修得した彫刻の技法を取り入れ、新たな造形美を探求。今回は、唐津の風土や環境を愛する濱崎さんとともに唐津焼発祥の地「岸岳古窯跡群」を歩き、原料となる土を掘り、粘土状にするまでの一連の作業を体験。陶芸の原点ともいえる貴重なワークショップです。
日本最古の登り窯群とされる国指定の史跡「岸岳古窯群」にて、唐津焼の歴史にふれます。
自然の中のギャラリーで、濱崎さんの作品の購入も可能です。
手つかずの自然が残る山の中で、陶芸用の土を掘り出します。
陶芸の基礎である様々な土の特徴を教わります。
自ら採取した土を使い、粘土状にするまでの一連の作業を体験。
土を積層したオブジェを作り、お持ち帰りいただきます。
1986年、唐津市生まれ。東京造形大学彫刻科卒業後、矢野直人氏に師事。2018年に唐津市相知町佐里上で作陶を始める。唐津の土地に根ざした土づくりや、学生時代の経験を生かしたくり抜き技法などに力を入れている。